バイオリンのしくみ
弓毛のしくみは?

弓毛には昔から馬のしっぽの毛が使われています。バイオリンの弓1本に使われる毛は160本から180本くらいです。その毛が一直線状に並べて付けてあるわけです。弓毛には、縮れた毛や太い毛は外し、まっすぐなもののみを使います。

馬のしっぽを使った弓毛

馬のしっぽを使った弓毛

弓身

弓身には堅い木を用いる

弓毛には松脂(まつやに)を塗って演奏します。松脂は松の樹液を固めた、黄色や黒色の塊で、こすりつけると白い粉が出ます。粘着性なので塗ると弓がしっかり弦をこすれるようになるわけです。塗ってある場合とない場合の音を聴き比べてみましょう。

バイオリン

音の聴き比べ(パッヘルベル「カノン」)

松脂を塗っている場合

松脂を塗っていない場合