バイオリンの弾き方
まずは基本の構え方

楽器が安定するように、あごと肩ではさむように支えます。あご当ては19世紀初めに開発されたもので、楽器が支えやすくなり、演奏技術の向上にも大きな役割を果たしました。初期のバイオリンは胸や肩に当てて構えていたようです。

通常は右手で弓を持ちます。指でつまむようにして、力はあまり入れすぎません。弓の動かし方(ボウイング)によって、音の長さ、強さ、音色などをさまざまに表現します。

親指の腹と、人差し指の付け根のあたりで軽くネックを支えます。弦を押さえるのは人差し指から小指までの4本です。バイオリンはギターと違ってフレットがないので、弦に当たる指の角度がわずかに変わっただけでも指がずれてしまいます。