バイオリンのお手入れ
弓のメンテナンス
弓の反りを美しく保つコツ
弓の扱いの注意点は、まず、「毛は弾く時だけ張って、弾かない時は緩める」。これは基本中の基本です。弓は反りがとても大事なのですが、毛を張ったままにしておくと、この反りが戻ってきてしまうことがあるのです。反りがなくなってしまうと弓にコシがなくなって、力をかけにくくなり、音が鳴らなくなってしまいます。
また、どうしてもスティックに松脂がつきますから、演奏後はクロスで拭いてください。とくにインサイドに多くつくので、クロスを入れて(写真参照)。

クロスをインサイドに入れて拭く
この時、毛に手の脂がつくと松脂がのらなくなってくるので、指が毛につかないように注意しましょう。それから、手で持つ部分を中心に、汗がつくところもよく拭いてください。
楽器解体全書:バイオリンの目次
マメ知識
- バイオリンのf字孔は、昔はC字形やS字形だった
- なぜf字孔なのか
- バイオリニストは馬に頭が上がらない?
- スチール弦か、ガット弦か、それが問題だ
- あご当てはバイオリンの縁の下の力持ち?
- バイオリンのニスのほとんどは医薬品でもある
- バイオリンの名曲-独奏曲編 I
- バイオリンの名曲-独奏曲編 II
- バイオリンの名曲-独奏曲編 III
- バイオリンの名曲-協奏曲編 I
- バイオリンの名曲-協奏曲編 II
- ビオラの名曲-室内楽編
- ビオラの名曲-協奏曲編
- チェロの名曲-協奏曲編 I
- チェロの名曲-協奏曲編 II
- チェロの名曲-独奏曲編
- コントラバスの名曲-協奏曲編
- コントラバスの名曲-室内楽編
- コントラバスの活躍するオーケストラの名曲
- 弓の手で持つ部分の呼び方は?