バイオリンのしくみ
弦のしくみは?
バイオリンの弦は4本
音が高い方からE線(えーせん:ミ)、A線(あーせん:ラ)、D線(でーせん:レ)、G線(げーせん:ソ)の4本の弦が張られています。素材はガット(羊腸)、ナイロン、スチールとさまざまなものがあります。

チューニングはネックの糸巻きで
ネックは、くるくる巻いたように見えるスクロールまで1本の木を彫り込んで作られています。弦を巻き付けた糸巻きを先細りの穴に押し込んで、摩擦で固定させています。
高いE線だけはアジャスタが付いているので簡単に調整できますが、他の弦は糸巻きで調整するので、慣れが必要かも知れません。
最近はテールピースに4つのアジャスタが内蔵されたタイプもあるので、必要に応じて選ぶとよいでしょう。

糸巻きの図

糸巻き以外は1本の木から彫られている

4つの糸巻きで4本の弦を固定
楽器解体全書:バイオリンの目次
マメ知識
- バイオリンのf字孔は、昔はC字形やS字形だった
- なぜf字孔なのか
- バイオリニストは馬に頭が上がらない?
- スチール弦か、ガット弦か、それが問題だ
- あご当てはバイオリンの縁の下の力持ち?
- バイオリンのニスのほとんどは医薬品でもある
- バイオリンの名曲-独奏曲編 I
- バイオリンの名曲-独奏曲編 II
- バイオリンの名曲-独奏曲編 III
- バイオリンの名曲-協奏曲編 I
- バイオリンの名曲-協奏曲編 II
- ビオラの名曲-室内楽編
- ビオラの名曲-協奏曲編
- チェロの名曲-協奏曲編 I
- チェロの名曲-協奏曲編 II
- チェロの名曲-独奏曲編
- コントラバスの名曲-協奏曲編
- コントラバスの名曲-室内楽編
- コントラバスの活躍するオーケストラの名曲
- 弓の手で持つ部分の呼び方は?