オーボエの吹き方
むずかしいけれど、やりがいのある楽器!

オーボエは、木管楽器の中でも演奏が難しいと言われています。とりあえず音が出るまでに時間がかかり、ようやく音が出せるようになっても初心者にはなかなかコントロールできません。音がほしい高さまで上がり切らなかったり、pp(ピアニッシモ)の音が出せなかったり、音を出したいときにすぐ出せずタイミングが遅れたりなど、難しさを感じさせることは山ほどあります。それだけに、うまく吹けたときの喜びは格別。挑戦しがいのある楽器といえるでしょう。

オーボエは、他の管楽器とちがって、吹く息が余り気味になる楽器。したがって身体の小さな人でもハンデキャップにはなりません。またキイの構造がクラリネットやフルートよりもコンパクトで、しかも直接指で孔を押さえる必要がありませんから、手が小さい人でも大丈夫。むしろ、手の小さい人のほうが有利とさえいえます。
オーボエのリードは自分で製作しなければならないので、細かい手作業が好きな人に向いているといえそうです。
(参考資料:「管楽器おもしろ雑学事典」ヤマハミュージックメディア刊)