オーボエのできるまで
管体に音孔を開ける

写真は、ウィンナーオーボエの管に、カッターで音孔を開けているところ。音孔の部分が盛り上がっているのは、別の木を埋め込んであるからです。音孔の位置を設計どおりつくるために、管体の表面から何ミリの位置か、そして管体の端から何ミリの位置か、高さと長さをデジタル表示で確認しながら作業を進めています。

回転するカッターで音孔を開ける

回転するカッターで音孔を開ける

音孔を開けるカッターにはいろいろな形があって、音孔ごとに替えています。オーボエには通常23個、オプションがあれば24個の音孔があり、それと同じ数だけカッターが必要になるわけです。写真は1つの楽器モデルのために用意されたカッターのセット。サイズも形もいろいろです。

音孔ごとに専用のカッターがある

音孔ごとに専用のカッターがある