オーボエのお手入れ
スワブを使ったお手入れ

オーボエは上管最細部の管体内径がほかの木管楽器よりかなり細くなっています。上管用のスワブはそれを考慮して作られていますが、上から抜くと万一の場合詰まって取れなくなる可能性があります。できるだけ下側からスワブを通し、少しスワブの布を余らせた状態で、下側からまた戻す方向に引っ張って抜いてください。
現在、ヤマハのオーボエの付属品として、上管と下管をつなげた状態でスワブを通す長いタイプのスワブが付属しています。それを使用する場合も、同じように上から抜ききらずに下管側から戻すように抜きます。

クリーニングスワブは使用していると布地の繊維と繊維の間に汚れが詰まってきます。洗濯することによりこの汚れが取れるので、吸水性が復活します。とくに超極細繊維のプロクリーニングスワブは吸水性がよく、洗濯後の吸水性の復活も通常のクリーニングスワブ以上です。
洗濯後も汚れが残るようになったら交換するとよいでしょう。

大きい羽については濡れたまましまうと不潔ですので、よく乾燥させてください。ハンカチでそっと水を吸っても良いでしょう。毛が抜けてくると掃除の役を果たさないので交換してください。