ホルンの成り立ち
現代のホルン

ホルンは金管楽器の中で最も広い音域を持つ中低音金管楽器です。非常にやわらかで深々とした音色は、金管と木管との中間的な特徴を持ち、ハーモニー楽器としてあらゆる楽器の音色とよくとけ合います。さまざまな表情があり、神秘的な雰囲気から、快活さや荒々しさまで表現することが可能です。こうした多彩な音色と多様な表現力をあわせもつ楽器の特性が、ホルンの最大の魅力でしょう。また右手をベルの中に入れ音色を作ったり、音程を微妙にコントロールしたりするのもホルンの大きな特徴と言えます。

Fシングルホルン

F管(えふかん)のシングルホルン。F管はホルンの基本的な調子で、独特の美しい音色を持っています。

YHR-314Ⅱ

YHR-314Ⅱ

B♭シングルホルン

B♭管(べーかん)のシングルホルン。F管より4度高い調子で、明るく歯切れの良い音がします。楽譜はin Fで記されるため読みかえが必要です。

YHR-322Ⅱ

YHR-322Ⅱ

F/B♭フルダブルホルン

現在もっとも広く使われている一般的なタイプで、ひとつの楽器でFとB♭の両方の調子を出すことができ、F、B♭両方の音色が得られます。

YHR-567

YHR-567

F/B♭セミダブルホルン

B♭管と、B♭管につなげてF管にできる補正管がついた楽器で、フルダブルホルンより軽量です。

YHR-841GD

YHR-841GD

B♭-High Fデスカントダブルホルン

フルダブルホルンと同じ構造、音域ですが、F管部分の全長が半分のHigh F管で、高音域の演奏を目的に使われます。

YHR-881

YHR-881

トリプルホルン

フルダブルホルンに更に高音域担当のHigh F管がついたタイプで、音域は変わりませんが高音域が安定します。B♭管で演奏し必要に応じて管を切りかえます。

YHR-891

YHR-891