ホルンの吹き方
[実験]ベルに○△□を出し入れしてみる

ベルに入れる右手の位置や形が、音程や音色を左右するということなので、いろんな形の物をベルに入れて実験してみます。
ベルに入れる右手は位置も形も大事です。そこで、ベルに 何か入れて音がどう変わるか試しました。発泡スチロールで形をつくり、それぞれをベルに入れて、どんな音がするか聴いてみます。

実験の手順

  1. 発泡スチロールで三角すい、立方体、球体をつくる。
  2. それぞれに竹ひごをさす。
  3. 音を出しながら、ベルに発泡スチロール出し入れする。
音を出しながら、ベルに発泡スチロール出し入れする様子

実験の結果

三角すいの場合、立方体の場合、球体の場合

三角錐の場合

立方体の場合

球体の場合

※実験による録音のため正しい音程と異なっております。

ホルンを吹きながら、それぞれの物が入るところまでベルの奥にゆっくりと入れ、ゆっくりと出しました。先がとがっている三角錐は、音の変化はとても微妙でわからないくらい。立方体の場合は、少し音が締まった感じがしました。球体では栓が詰まったようにベルにぴったりとはまり、音程が下がるのがよくわかりました。
考察としては、三角錐では、すき間が多すぎてあまり音は変わりません。立方体も角があるので、ベルの奥まで入った時もすき間が充分過ぎるほどあり、音にはあまり影響がありません。球体の場合は、ベルの奥に効率良くはまって密閉状態となり、音に大きな変化が現れました。