サクソフォンのマメ知識
サクソフォンの名曲-オーケストラ編

現在も演奏されるオーケストラ曲で、この楽器を最初に取り入れた作曲家は恐らくビゼーでしょう。劇音楽「アルルの女」作品23の中で、サクソフォンは木管楽器の1パートとして扱われています。サクソフォンは他の木管楽器と比べて音量が大きすぎるので、これは大変な冒険といえます。

ジョルジュ・ビゼー(1838~1875)

ジョルジュ・ビゼー(1838~1875)

オーケストレーションの巨匠ラヴェルもこの楽器をオーケストラ曲に使っていますが、ほぼ独奏楽器として扱っています。
一つはムソルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」のオーケストラ編曲版。「古城」という曲でアルトサクソフォンがソロを取ります。
もう一曲は有名な「ボレロ」。テナーとソプラノのソロが出てきます。

モーリス・ラヴェル(1875~1937)

モーリス・ラヴェル(1875~1937)