サクソフォンのしくみ
[実験2]管の長さを変えてみると?

今度は管の長さを変えて実験してみました。

実験の結果

直径約20センチ

直径約20センチ

直径約13センチ

直径約13センチ

直径約6センチ

直径約6センチ

※ 実験による録音のため正しい音程と異なっております。

管が長くなると、出る音が低くなりました。リコーダーのような円筒管でも、この実験の円すい管でも、長くなるほど音が低くなるという点は同じなわけです。
この実験では、長くなると息をたくさん吹き込まないといけないようで、音を出すのが大変でした。

音程は、管の角度が広がるほど、だんだん高くなりました。同じ長さの円すいなら、広がっている方が、音が高く、明るい印象になるようです。
また、管が広がると、同じ音の高さを保ち続けるのは難しくなります。この実験で使った3段階のテーパーのうち、一番広がりの小さいものが実際のソプラノサクソフォンと同じくらい。一番大きいものは通常の楽器にはないテーパーです。
本来は管に合った容量のマウスピースを付けるので、もっと吹きやすくなります。この紙の端を反らせれば、もっと音が良くなるでしょう。それに、上手にトーンホールを開ければ、音階もつくれて楽しいと思います。