ドラムのマメ知識
アフリカでは、太鼓は「7人の家族」だった

アフリカでは、多くの場合、7つの太鼓でアンサンブルをします。昔から人々は、この7つの太鼓を家族として扱ってきました。太鼓の家族は「子供太鼓が4人に、お母さん太鼓が1人、それにお父さん太鼓が2人?!」です。
それぞれの太鼓を持つ家の人々は互いに贈り物を持って、ほかの太鼓のある家を訪ね合うなど、親戚のように仲良くします。そして、太鼓を持つ誰かが村の外へ引っ越すなどして、7つの太鼓の内1つでも村を出てしまうと、部族の長老たちはまるで長年の友人が亡くなったかのように、涙を流して嘆き悲しんだものです。
(参考資料:「楽器の仲間」同朋舎出版 1994年刊)

アフリカでは、太鼓は「7人の家族」だった