トランペットのお手入れ
週に1度行うお手入れ

抜差管はていねいに抜き取り、ポリシングガーゼをクリーニングロッドに金属部が露出しないように巻付けます。その後、

  1. 抜差中管、外管の内側の汚れを取ります。
  2. トリガー付き抜差管(第1、第3)にチューニングスライドオイルを注油。オイルがなじむように2~3回スライドさせましょう。
  3. 主管抜差管、第2抜差管、トリガーなし抜差管には、スライドグリスを少量塗り、オイルがなじむように2~3回スライドさせてください。
抜差中管、外管の内側の汚れを取る
トリガー付き抜差管(第1、第3)にチューニングスライドオイルを注油
主管抜差管、第2抜差管、トリガーなし抜差管にスライドグリスを少量塗り、オイルを馴染ませる

主管抜差管、第2抜差管にスライドグリスを塗り、第1、第3抜差管にはチューニングスライドオイルを差します。
第1抜差や第3抜差は音程をコントロールするため、演奏中にスムーズに動かすことができるようにオイルをつけます。これらの管に主管抜差や第2抜差のようにグリスを使うと、スムーズな動きが得にくくなります。一方で、主管抜差や第2抜差は演奏中に動いてしまうと困るため、チューニングスライドオイルは使いません。
グリスとオイルを使い分けているのには理由があるのです。

ブラスソープ水溶液をつくります(ブラスソープ1に対して、30度~40度の温水10~15の割合)。マウスピースブラシにブラスソープ水溶液を含ませ、スロートに通して洗い、きれいな水で洗い流してください。

ブラスソープ水溶液をつくる

ポリシングガーゼをひも状にして、細かい部分も念入りに掃除してください。

ウォーターキイホールの汚れは、トーンホールクリーナーで落としましょう。

ウォーターキイホールのお掃除