トランペットのしくみ
[実験]管の長さを少しずつ変えてみる

バルブを押すと音の通り道が増えて、全体に音が低くなるトランペット。その仕組みを塩ビ管で試してみます!

実験の手順

  1. 長さ130センチの塩化ビニ-ル管に、漏斗(じょうご)を付ける。
  2. 別の、長さ130センチの塩化ビニール管の途中を2ヵ所、ノコギリで切る。
  3. ジョイントを使い、取り替え用のパーツを10センチ差で複数つくる。
  4. 1を吹いてみる。
  5. 2と3を組み合わせながら吹いてみる。
  • 130cmのとき

    130cmのとき
  • 150cmのとき

    150cmのとき
  • 160cmのとき

    160cmのとき
  • 170cmのとき

    170cmのとき
  • 180cmのとき

    180cmのとき

※実験による録音のため正しい音程と異なっております。

多少の誤差はありますが、元の長さから10センチずつ長くなるように取り替えパーツをつくって、順番に吹いてみたのが上の音です。五線譜の音はあくまで目安で、実際の音は少し上ずっていたり、下がりめだったりします。たとえば150センチの時のソ♯はラのようにも聞こえますね? 微妙なところです。
けれども、10センチ長くなるごとに、ほぼ半音ずつ音が下がったのはお聞きの通り。最後の180センチの時は取り替えパーツに凸凹を付けてみましたが、音はちゃんと下がっています。やはり長さが大事なようです。パーツをもっと用意すれば、いろんな音が出せそうですね。