トランペットのマメ知識
「凱旋のマーチ」のためのアイーダトランペット

アイーダトランペットとは、ベルディ作曲の歌劇「アイーダ」のなかで「凱旋のマーチ」を吹くためのファンファーレトランペットのことです。従来は、ピストンバルブが1本だけついたまっすぐな形で、調はBナチュラル管とA♭管の2種類が同時に使われました。
ヤマハは1980年のザルツブルグ音楽祭で上演するためウィーンフィルから依頼されて製作し、大成功を収めましたが、このときの楽器は3本式ロータリートランペットをまっすぐにしたような形で全長は約1m、調はC管でした。