チューバの吹き方
お役立ちの練習グッズ

金管楽器を始めるとき、まずは音の出し方を感覚的に理解するために、楽器本体を使わずに唇だけでブーっと発音する"バズィング"からスタートします。そのバズィングを効果的に練習するためのツールが、練習用のリムです。これを唇に当てて鏡を見ながらバズィングすると、マウスピースを唇に当てる場所や唇の形が自分で確認できます。唇の形や動きを鏡で見ながら練習することで、鳴らすことだけにとらわれず、正しいアンブシュアが意識できます。また、すでにかなり吹ける方でも、吹いているうちに悪いクセがついていたりして、アンブシュアが崩れていたりする場合がありますから、時にはこのリムでアンブシュアを確認するとよいでしょう。

金管楽器を吹く人のなかには、マウスピースだけを持ち歩いて練習している人も多いようです。家でもできるし、これも効果的な練習だといえます。ただ気をつけなければいけないのは、マウスピースはとても繊細で衝撃に弱いパーツだということ。落としたりする危険を考えると、裸で持ち運ぶことは避けた方がよいのです。そこでおすすめしたいのが、透明なプラスチック製の練習用マウスピース。軽くて丈夫、しかも手頃な価格なので、気軽に持ち歩いて、いつでも練習できます。特にたいせつなポイントは透明なところ。鏡に向かって練習すれば、自分で唇の形を確認することができます。また、先生や先輩にアンブシュアを教えてもらう時、この透明のマウスピースで吹いてもらうと、普通のマウスピースでは見えない部分までよく見えて、参考になるのではないでしょうか。