チューバのマメ知識
イタリアオペラで活躍するチンバッソ

ライバルのワーグナーがチューバをよく使っていたため大のチューバ嫌いになったといわれるヴェルディや、プッチーニの書いたオペラで低音楽器として登場するのが、チンバッソ。バストロンボーンを長くしたような形です。オペラを観る時に注目してください。
名前の由来には諸説があります。cimbassoのbassoはイタリア語で低音楽器を指しますので意味は明らかですが、問題はcim。くの字に折れ曲がったボートをチンバと呼ぶからだとか、corno in bassoすなわち低音のホルンの略というではないかとか、5本バルブが多いため"5"を表す"cinq"から命名された、などと言われています。

ヴェルディやプッチーニのオペラで活躍するチンバッソ

ヴェルディやプッチーニのオペラで活躍するチンバッソ