チューバのマメ知識
チューバ(バス)の名曲

イギリス近代の作曲家たちは、チューバをソロ的に扱った音楽をたくさん残していますが、その一人、レイフ・ヴォーン=ウィリアムズは、晩年の1954年にバスチューバ協奏曲を作曲しています。
この曲は、チューバのための協奏曲としては世界最初のものではないかと言われており、最も有名、かつ最も演奏される作品の一つです。
非常にコンパクトにまとまった急-緩-急という古典的な3楽章、演奏時間13分ほどの作品ですが、むずかしい演奏技巧を含む2つのカデンツァと、歌心に溢れた旋律をもつ第二楽章が特に聴きどころといえるでしょう。

レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ

レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ