チューバのできるまで
仕上げの塗装

チューバの素材となる金属には、銀色の洋白と金色の真ちゅうの2種類があるのですが、楽器の色は、その表面をどう仕上げるかで変わります。洋白でも真ちゅうでも、銀メッキをすれば銀色になりますし、真ちゅうに透明なクリアラッカーを塗れば、金色のままです。

左が真ちゅうにクリアラッカー仕上げ、右は真ちゅうに銀メッキ仕上げ

左が真ちゅうにクリアラッカー仕上げ、右は真ちゅうに銀メッキ仕上げ

管体にバルブセクションを位置合わせ中。ベルが緑色に見えるのは傷防止コート

管体にバルブセクションを位置合わせ中。ベルが緑色に見えるのは傷防止コート

高級品では、耐久性や音質の点から、抜差部分に洋白を使っています。真ちゅうにクリアラッカー仕上げの楽器で、抜差管に洋白を使った場合、金色と銀色が共存する楽器になるわけです。