チューバのマメ知識
名前は同じ「バリトン」でも国によって楽器が違う?

日本やイギリスで「バリトン」と呼んでいる楽器は、ドイツ語圏では「テナーホルン」。そして、わたしたちが一般に「ユーフォニアム」と呼んでいる楽器のほうが、機能的にはドイツの「バリトン」に近い存在です。ドイツ語圏の「バリトン」は、現地では非常にポピュラーな楽器で、トランペットよりもずっと親しまれている、吹奏楽の花形です。バルブシステムは ロータリー式で、かたちは全体に卵のようなオーバル形をしています。ワーグナーチューバと似ていますが、ベルが逆向きで、管の太さなども違います。

ドイツ語圏のバリトン

ドイツ語圏のバリトン