マリンバのマメ知識
マリンバ発展の母、安倍圭子さん

40年以上前、マリンバの音域は4オクターブで、マリンバの曲もそれほど多くありませんでした。現代のようにソロ楽器として認められるようになったのは、日本のマリンバ奏者、安倍圭子さんのおかげです。世界中で演奏会やレッスンをしながらマリンバの素晴らしさを広め、ヤマハとともに新しいマリンバの開発を手がけた人で、現在5オクターブの楽器があるのも、もっといろんな曲が弾きたいという安倍さんの想いが強かったから。今も、作曲家に頼んでマリンバの曲を多く書いてもらい、バイオリンやピアノの曲もアレンジし、オーケストラとも精力的に競演するなど、第一線で活躍しています。