マリンバの成り立ち
マリンバの仲間

マリンバには、たくさんの木の板がピアノの鍵盤のように並んでいて、これをたたくと音が鳴ります。この板のことを音板と呼び、音板をたたいて音を出す楽器を音板打楽器といいます。
音板打楽器には、音板が木でできている木琴の仲間や、金属でできている鉄琴の仲間などがあります。マリンバやシロフォンは木琴の仲間、グロッケンシュピール、ビブラフォンなどは鉄琴の仲間です。
マリンバは音板打楽器の中でもっとも広い音域を演奏できる楽器です。

音板打楽器の音域表

シロフォンは、見た目は小さなマリンバという感じですが、マリンバより音域が高く、音色も硬めで大勢の中でも目立つ音がします。鉄琴の仲間では、グロッケンシュピールは鋼、ビブラフォンはアルミニウム合金の音板。どちらも金属ですが、音の性格はずいぶん違います。グロッケンシュピールはきらびやかで派手な音、ビブラフォンは周りの楽器に溶け込むような音がします。
それぞれの音を聴き比べてみましょう。

シロフォン

マリンバ

グロッケンシュピール

ビブラフォン