マリンバのできるまで
音板の材料選びと切断

マリンバの音板に古くから使われているのが、ローズウッドという木材です。中南米で採れる重たい木で、樹齢が200年から400年経っているものを使います。
また、ローズウッドの他に、アフリカンパドックという少し赤味のある木が使われることもあります。強くて音が伸びる木で、音板材に適しています。

マリンバに使われるローズウッド

マリンバに使われるローズウッド

音板材になるローズウッドは自然の素材ですから、その品質は一様ではありません。まずは材料の状態を確かめて、音板に適したものを選ぶことが大切です。マリンバは音の余韻が長いほうがよく、素材の状態でもたたいた時にボーンと音が長く伸びるのがよいので、そういった部材を選びます。

選ばれた音板材は、決められたサイズに切断されます。音板ごとに長さは決まっていますが、部材からどこの部分を取るかは経験がものをいうところです。また、木の繊維はまっすぐ長く取ると音がよくなります。なるべく柾目(まさめ)で、木目があるとしたら左右対称にするとか、節は外すなど、職人が目で見ていちばんよいと思われる位置で切断しています。

木目を考慮して音板材を切断中

木目を考慮して音板材を切断中

決められたサイズに切断された部材は、その後、基音の振動を妨げないところに紐を通す穴を開けます。木が硬いので、両方から錐で開けるのです。ここまでが木工の工程です。

二ヵ所に紐を通す穴を開ける

二ヵ所に紐を通す穴を開ける