マリンバのしくみ
[実験2]音板を削る位置と音の高さの実験

音板の裏の中央部分を削ると音が低くなります。では端のほうを削るとどうなるのでしょうか? 試してみましょう。

実験の手順

  1. 前の実験で使った木(もっと削った時の木)を用意する。
  2. 節の外側を両端とも削ってみる。
  3. マレットでたたいて音を聴く。

実験の結果

両端を削る前

両端を削る前

両端を削った後

両端を削った後

※ 実験による録音のため正しい音程と異なっております。

音板の裏側の端のほうを削ってみたところ、"ソ"から"ソ♯"へと、半音上がりました。けれども、中央部分は少し削るだけでどんどん音が下がったのに比べて、節より外側の部分は削ってもそれほど音が上がってきません。しかも片方だけだと音があまり上がらず、両方削ってようやく半音変わる程度でした。実際のマリンバでは、音の高さを調節するために端を削るというようなことはなく、厚いままの状態を保っています。