クラリネットの成り立ち
現代のクラリネット

クラリネットの音域は全管楽器中最も広く、フルート、オーボエと、ファゴットとの中間にあたります。オーケストラではソロ的な役割をはたすとともに、木管パートの中間音域を受け持ち、吹奏楽ではトランペットとともに主役をつとめます。
またその暖かな音色と運動性により、スイング・スタイルのジャズなどではソロ楽器として使われます。

B♭管

総合的に優れた機能を持つB♭管が一般的で、ソロやオーケストラはもちろん、吹奏楽では大活躍します。

YCL-853ⅡV

YCL-853ⅡV

A管

A管はオーケストラでは絶対に必要な楽器で、またこの楽器のために書かれたソロや室内楽曲もたくさんあります。
吹奏楽ではまれに用いられるのみです。やや暗く深い音、柔らかな響きを持ち、モ-ツァルトの協奏曲などに用いられます。指使いはB♭管と同じで、マウスピースも同じものが使用できます。

YCL-Ideal GA

YCL-Ideal GA

E♭管(エスクラ)

B♭管より完全4度高く、高音なため音程をとるのが難しい楽器です。B♭管ほどの表情の幅はありませんが、明るくシャープな音を持ち、ソロでは劇的な効果や感情の高ぶりを表し、合奏では音色に幅を与えます。吹奏楽、オーケストラともによく用いられます。

YCL-881

YCL-881

アルト・クラリネット(E♭管)

エスクラより1オクターブ低く、編成の大きい吹奏楽でB♭管の低音補強として多く使われます。深く落ち着いた音色です。

YCL-631Ⅱ

YCL-631Ⅱ

バスクラリネット

B♭管クラリネットより1オクターブ低い楽器です。低音域は強力な響きを持ち、同じ音域のファゴットより強弱が自由なため、大編成の吹奏楽では木管楽器全体を支える役割です。オーケストラ、ジャズでもその特有の音色が好まれ、よく用いられます。

YCL-621Ⅱ

YCL-621Ⅱ