アコースティックギターのマメ知識
ギターとバイオリンは弦の順番から違う

ちょっと難しい話をひとつ。ギターの弦は普通「低いミ・ラ・レ・ソ・シ・高いミ」の順に張ります。それぞれの音と音の間はドとファの関係である完全4度になっています、唯一「ソ・シ」の間だけは長3度と狭くなっていますが…。そしてウクレレはギターの第1弦から第4弦にあたる弦を張った4本弦の楽器です。 一方、同じ弦楽器でもバイオリンの場合は、低い方から「ソ・レ・ラ・ミ」の順に弦を張ります。ギターの第3弦から第6弦をちょうど逆にした順で、それぞれの音と音の間はドとソの関係である完全5度になっています。だからギターの指使いとは当然全く違うのです。ちなみに8弦あるマンドリンは、2弦ずつが太さも音の高さも同じ4対の弦を張ってあり、音の関係はバイオリンと同じです。

ギターの開放弦の音

ギターの開放弦の音
※通常の譜面では1オクターブ上に表記します。

バイオリンの開放弦の音

バイオリンの開放弦の音