アコースティックギターの弾き方
弾き方のヒント

弦を押さえる場所は、フレットの真上ではなく、少しだけナット側にずらしたところです。ギターの弦は2点で支持されている間をはじいて音を出します。フレット間で押さえている時は、硬い金属のフレットが一方の支点になっています。ですから、もしフレットの真上を押さえると、指のやわらかい肉で弦の響きが抑えられてしまい、クリアに鳴らなくなってしまうのです。

ギターのコードをスムーズに押さえるにはどうすればよいのでしょう?
その答えとしては「練習あるのみ」ということに尽きます。これといった近道はありません。練習するうちに、バレー(セーハ)を使うコードの音もきれいに出るようになるでしょうし、コードの移動もスムーズにできるようになります。上達を信じてがんばりましょう。

男性ボーカルの曲を女性が弾き語りしたい時などに活躍するのが「カポ」、正しくはカポタスト。ネックに付ける位置によって1音でも2音でも簡単に音が上げられ、歌いやすいキイの高さで演奏できます。たとえば5ポジションにカポを付ける「5カポ」の場合、左手は同じフォームのまま位置を移動するだけで、2音半、音が上がるのです。

付けない時の音

5カポ時の音