アコースティックギターのしくみ
音が鳴るしくみは?

ギターには棹(さお)、英語でネックと呼ばれる部分と、胴、つまりボディがあります。そしてネックからボディへ弦が張られています。弦をはじくと、弦の振動がブリッジボードから表板全体に伝わって共鳴し、側板や裏板にも伝わってボディの中の空気も共鳴し、サウンドホールから音が外に出ていくのです。

アコースティックギターの各名称

アコースティックギターの全体表示
  • ヘッド
  • 糸巻 / ペグ
  • ネック / 棹(さお)
  • ナット / 上駒
  • フィンガーボード/指板
  • 弦
  • ポジションマーク
  • フレット
  • ボディ
  • サウンドホール
  • ピックガード
  • ブリッジ
  • サドル / 下駒枕
  • 弦止めピン / ストリングピン
  • ストラップピン
  • 表板 / トップ
  • 裏板 / バック
  • 側板 / サイド

※各名称を選択すると、該当するパーツを拡大します

表板は、共鳴板とも呼ばれるように、音を響かせる上で特に大切なパーツです。そのため、側板や裏板よりも軽くて音の伝達がよい木を使っています。ステッカーなど表板に貼っている人をよく見かけますが、音のことを考えた場合、あまりよいこととはいえません。厳密にいうと、ピックガードも音にとっては好ましいとはいえないのです。ただ、ピックが当たると表板に傷が付くので、それを避けるために貼っているわけです。

鉄弦を弾くのに使うピック

鉄弦を弾くのに使うピック