アコースティックギターのしくみ
音が鳴るしくみは?
弦の振動にボディが共鳴
ギターには棹(さお)、英語でネックと呼ばれる部分と、胴、つまりボディがあります。そしてネックからボディへ弦が張られています。弦をはじくと、弦の振動がブリッジボードから表板全体に伝わって共鳴し、側板や裏板にも伝わってボディの中の空気も共鳴し、サウンドホールから音が外に出ていくのです。
パーツの名前を知ろう
アコースティックギターの各名称
表板は特に大切なパーツ!
表板は、共鳴板とも呼ばれるように、音を響かせる上で特に大切なパーツです。そのため、側板や裏板よりも軽くて音の伝達がよい木を使っています。ステッカーなど表板に貼っている人をよく見かけますが、音のことを考えた場合、あまりよいこととはいえません。厳密にいうと、ピックガードも音にとっては好ましいとはいえないのです。ただ、ピックが当たると表板に傷が付くので、それを避けるために貼っているわけです。

鉄弦を弾くのに使うピック