エレキギターの弾き方
エレキギターの奏法あれこれ
動画で見てみよう!
ひと癖もふた癖もある変わった奏法がたくさんあるエレキギター。そのうちのいくつかを紹介します。
アームを回しても音には関係ない?
よく誤解されているのですが、アームは回しても音には何の変化ももたらしません。あれは演奏中に邪魔になるので使用後に手が当たらない位置まで回しているだけのこと。音に効果を与えるには、ボディに向かって押したり、逆にボディから離すように引っ張ったりします。
楽器にもよりますが、アームを押すとブリッジ全体が一辺を支点に浮き上がり、6弦全てがゆるみます。つまり弦の張力(テンション)が弱まり、音程が下がるわけです。反対にアームを引っ張ると弦を引き延ばすことになって張力が上がり、音程は高くなります。そのため、音を伸ばしている時にアームを揺すると、音が震えているようなビブラートがかかるのです。アーム・アップ、アーム・ダウンといった奏法もあり、それらの奏法をまとめて「アーミング」と呼びます。
チョーキングを表す記号
海外のウェブサイトでよく見かけるエレキギターのタブ譜の中で、bやbrという記号が出てくることがあります。ここでのbはbending(チョーキング)を表し、その後のrはチョーキングした指をはなす(release)ことを表します。
チョーキングをするのは指のどの部分?
2番線をチョーキングした場合、3と4番線を指で押し上げることになります。このとき、ギターの弦高が通常であれば、指先の肉部で押し上げることになります。2弦をチョーキングしたときに3、4弦が爪の上に乗ってしまうと、3、4弦の音が鳴ってしまう場合があります。 また、2弦を押し上げたときにほかの弦と触れ合ってしまうと、やはり3、4弦の音が鳴ってしまうことがあるので気を付けます。
チョーキングを楽にできるコツはありませんが、練習を続けていけばだんだん指先の皮が硬くなってきて、チョーキングやビブラートが苦にならなくなります。