クラシックギターの選び方
信頼感のあるお店で選ぶ

楽器店に置かれているクラシックギターは、俗にいう「ピンからキリまで」。高級車に匹敵するような高価なギターから、「本当に使えるの?」と疑いたくなるような荒っぽいつくりのものまで、さまざまな楽器を見ることができます。
たとえ初めてギターを手掛けようという場合でも、使用する楽器はできるだけしっかりしたつくりのものを選びましょう。そのほうが、上達が早く、また楽しさも広がるからです。
しっかりしたつくりの楽器とは、信用のおける製作者が、責任をもって仕上げた楽器といってもよいでしょう。

ギターを扱っている楽器店には、さまざまなタイプがあります。高級品から手軽な楽器まで幅広く揃えているお店もあれば、製作家の個性を重視するハンドメイドの楽器を中心に扱う専門店もあるのです。
もし知り合いにクラシックギターに詳しい人がいるならば、いくつかのお店を案内してもらうと、いろいろと参考になる話が聞けるのではないでしょうか。
そうしたなか、信頼できそうなお店やスタッフに出会ったなら、そこでじっくりと自分の楽器を探すとよいでしょう。

ギターのサイズや形は、実は一つひとつ微妙に違っています。特にネックのつくり方はさまざまで、その違いは左手の感触に大きな影響を及ぼすものです。そのことは、何本かのギターを実際に手に持ってみたり、音を出してみたりしているうちに、気がつくと思います。
持った感触が手になじむならば、それは弾きやすさにつながります。最初はできるだけ弾きやすいと思える楽器を手にしたほうが、練習もしやすいはず。楽器店でギターを選ぶ際には、音色とともに、手に持った感触にも注目してみてください。