クラシックギターの弾き方
まずは基本の構え方

クラシックギターはイスに座って演奏します。やや浅めに腰掛け、左足を足台(ギターを正しく構えるために使われる道具)に載せます。右足は、膝を横に開くようにするか、もしくはイスの右側に沿ってかかとを後ろに引くようにするとよいでしょう。
楽器は、ボディの側板のへこんだところを左足のももに載せ、自然に左に向けた目線の位置に糸巻きが来るくらいネックを立てて構えます。

ネックを立てて構える

ネックを立てて構える

右手はひじを側板にゆったりと載せ、手首から先が脱力できるようにしておきます。
右手に余分な力が入ると、アルペジオ(分散和音)やトレモロなど、ギター独特の技法がむずかしくなります。

親指はネックの裏が定位置

親指はネックの裏が定位置

左手は、人差し指から小指まで、4本の指が指板の上で弦を押さえ、親指はネックの裏側から他の4本の指を支える役割を担います。

弦を押さえる指は、指板の面に対して垂直になるようにして、フレットのすぐ横を、指の先で押さえるようにします。

クラシックギターはもともと独奏用の楽器で、 メロディと伴奏をひとりで同時に演奏するのが普通です。複数の弦を別々に弾く必要があるので、普通はピックを使わず、親指から薬指までの4本の指を使って弾きます。 ただ、アコースティックギターのようにコードを弾いたり、メロディだけを弾いたりする場合はピックで弾いても問題ありません。また、ピックと指を同時に使って弾く人もいます。