ファゴットのお手入れ
ファゴットを吹く前に

ファゴットの管体は天然の木で作られているため、急激な温度や湿度変化にとても敏感です。管体の傷みや歪みによってスムーズなジョイントができなくなる場合もありますので大切に扱いましょう。以下の点に注意してください。

• 冬は楽器全体が室温に慣れるまで待ち、それから吹奏しましょう。
  ※楽器の急な温度変化は、キイが動かなくなったり、ジョイントのはめ合わせが悪くなったりする不良の原因となります。
• 新しい楽器は、あまり長時間の演奏をしないようにしましょう。最初の2週間は1日20～30分位を目安にしましょう。
• 使用後は管体内面の水分を十分に取りましょう。
• ジョイント部端面も水分を十分に拭き取りましょう。
• 演奏の合間にもできるだけクリーニングスワブで管体内面の水分を取りましょう。

楽器を組み立てる前に、コルクグリスを、ジョイントコルクおよびボーカルジョイントコルク全周に塗ってください。 組立ての際にはキイに無理な力がかからないように注意してください。
※ジョイントが糸の場合、コルクグリスを塗る必要はありません。