フルートの選び方
キイタイプから選ぶ

フルートのキイには、カバードキイ(ジャーマンスタイル)とリングキイ(フレンチスタイル)の2種類があり、それぞれに特長があります。

カバードキイ

キイカップがフタ状のため、キイが孔を確実に押さえ、息の漏れを防いでくれます。カバードキイモデルはオフセットキイ(左手薬指で操作するGキイがせり出し、指の長さに合った配列)とのコンビネーションにより自然で押さえやすいのが特長です。

リングキイ

キイカップがリング状なので、孔を確実に押さえるのに技術が必要ですが、指先に空気の振動を直接感じることができるため、細やかな響きのニュアンスをコントロールすることができます。また、指をずらすなどの操作で音程の自由度が高いのも魅力。少しずつ開けながら音をつなげて吹くグリッサンド奏法も可能です。
リングキイモデルではインラインキイ(主管のキイが一直線に配列されている)とのコンビネーションが一般的ですが、オフセットリングキイのモデルも選べます。

カバードキイ

カバードキイ

インラインリングキイ

インラインリングキイ

オフセットリングキイ

オフセットリングキイ

グリッサンド奏法の演奏例