フルートの吹き方
フルートの演奏法

たくさん息を吸いこみ、かるくほほえんだ状態で「トゥー」と息を出します。
※息を出すときくちびるの形が変わってないことに注意しましょう。

息を出すときの口の形状例

息の出し方、はやさについては、こちらの動画をご参照ください。

頭部管を使った音の出し方例

音の高さは息のはやさによって変わります。高い音を出したい時は息のはやさを早く、低い音を出したい時は息のはやさを遅くします。

口の大きさ 息のはやさ 音の高さ
広い 遅い
ふつう ふつう
狭い 早い

頭部管を使って舌を「トゥートゥー」と動かして吹きます。「フーフー」の時と比べると音がはっきり出ることが分かります。
※音をうまく出すには舌の動きに注意して吹きましょう。

頭部管を使ったタンギング例

グリッサンドにはいろいろな方法があります。大きく分けるとバイオリンやトロンボーンのような連続的なグリッサンドと、ピアノでするような、間に入る音を全部入れて行うグリッサンドです。
カバードキイでも連続的なグリッサンドはできますが、リングキイの楽器ほどスムースにはできません。また、音域によっては不可能な場合もあります。連続的なグリッサンドをカバードキイで行う場合は、キイをゆっくり順番に開いていきながら息の流れ、角度を調節して音が連続的に変わるようにしていきます。
ただ、フルート曲の中で連続的なグリッサンドを要求されることは少なく、ピアノのようなグリッサンドを行うのが一般的です。

正しく組み立てないと壊れたり、きれいな音が出なくなることがありますので、特ににぎる箇所に注意しながら組み立ててください。

  1. 足部間と主管の図の部分を持ってはめ込みます。キー部分を握らないようにしてください。

    足部間と主管をはめ込む
  2. 頭部間と主管の図の部分を持ってはめ込みます。同じくキー部分を握らないようにしてください。

    頭部間と主管をはめ込む

人差し指のつけねがいつも楽器につくように親指の位置に注意しながら指をそれぞれの場所において、持ってください。

フルートの持ち方

肩やひじに力を入れないで構えてみましょう。

正面から見たときの構え方
背面から見たときの構え方

息の吹き方と持ち方をマスターしたら、以下の指づかいを参考にして、フルートで音を出してみましょう。
※左手人差し指をはなすとオクターブの「レ」が出やすくなります。
また、「ドレミファソラシド」ができるようになったら、楽譜を見ながら演奏してみましょう。

指づかいと音の出し方
「野バラ」の楽譜

「野バラ」の楽譜

「野バラ」の演奏例