フルートのお手入れ
定期的に行うお手入れ

トーンホールクリーナーを使って、キイの下側など細部の掃除をしましょう。
トーンホールクリーナーの芯は針金でできており、モールのようにやわらかい表面で覆われています。これを使いやすい形に曲げて使います。

キイの点検

自然にネジが緩むことがあるので、キイの具合をチェックして、必要ならばネジを締めておきます。

キイオイルの注入

もしジョイントがきつくなってきたと感じたら、まずジョイント部をきれいにクロスでふき、ゴミやホコリを取ってください。このとき、管体の外側だけでなく、主管の頭部管側ジョイントの内側、足部管のジョイント部の内側もふいてください。汚れがひどい場合は、シルバーポリッシュなどでふくと微細なゴミもキレイに取れます。それでもきつい時は、楽器店に相談してください。
なお、フルートはジョイント部が金属同士の嵌合（かんごう：相互にはめてくっつけている）なので、コルクグリスなどのグリス類は絶対に塗らないでください。フルートのジョイントは、ミクロン単位の、非常に小さなクリアランス（スキマ）に調整されています。そこにグリスを塗ると、ゴミやホコリが付着し、かえってキズがついたり、ひどい場合はジョイントが抜けなくなったりしてしまいます。