パイプオルガンの弾き方
パイプオルガンを弾くときの留意点

その空間に行って弾いてみないと、どんな音がするのかわからない。それがオーダーメイドでつくられるパイプオルガンの醍醐味です。
一応、レストランのメニュー表に当たる「ストップリスト」があり、どのような音色が出せるか事前にわかるようになっていますが、やはり現場でどの音色と音色を組み合わせたら思い描く音色になるか、あれこれ試す必要があります。
過去に誰が何の曲をどんな音色の組み合わせで弾いたか、製作者の意図はどうかなど、演奏前に知っておきたいことは多種多様。だから準備には手間も時間もかかるのです。

夏の暑い時期に何日も冷房が入っていなかったら、パイプオルガンは熱くなり、ピッチ(音の高さ)がズレてしまいます。外側だけ冷やしてもダメで、しっかり内側まで冷やすことが大切。パイプの上の方と下の方で室温が違っていても、音が合わなくなってしまうので、全体が均一な温度になるように、前の日から冷房を入れておくこともあります。