パイプオルガンのマメ知識
大型から携帯用まで、サイズはいろいろ

静岡音楽館AOIにあるパイプオルガンは手鍵盤が3段、足鍵盤も2オクターブ半、パイプ数が2868本というホール用の楽器です。パイプオルガンにはさらにこの何倍ものパイプを持つ巨大なものもあれば、もっと小さな携帯用もあります。
世界で一番大きいパイプオルガンは、アメリカのアトランティックシティのコンヴェンションホールのオルガンです。あまりに大きすぎて、正確なパイプ本数は不明。公称33114本だそうですが、少なくとも32000本はあるといわれています。サントリーホールが約6000本ですから、その5倍半になります。

静岡音楽館AOIのパイプオルガン

静岡音楽館AOIのパイプオルガン

人が手に持って演奏できるポルタティフの場合、左手でふいごを使って風を送り、右手で鍵盤を弾いて演奏します。大きさは違っても、どれもパイプに風を送って音を出すパイプオルガンです。
写真は据え付け用の小型パイプオルガンPO-103です。手鍵盤が1段56鍵、3音色を奏でられるパイプは木管と金管を合わせて168本あります。これも内部に外から見えないパイプがたくさん立っているのです。

PO-103

PO-103