ピアノのお手入れ
年に1度は調律を
ピアノの音程は時間とともに乱れてくる
ピアノの弦は1本平均90キロという強い力で張られています。ですから、たとえピアノを弾かなくても、時間がたつにつれて次第に弦が伸びていき、音程が乱れてくるのです。
常に正しい音でピアノを弾くためには、少なくとも1年に1度は定期的に調律が必要です。特にピアノを買ってから1年ほどの間は、弦の伸びが大きいので、調律も年に2回くらいはするようにしましょう。
また調律はピアノの健康診断としても大切です。

調律はピアノの健康診断
調律では、どんなことをするの?
調律という言葉、普通、ピアノの技術的な手入れの全体を指します。それには、大きく分けて、次の3つの作業があります。
整調
鍵盤やアクションを微調整して、タッチと弾きごこちを整えます。

調律
弦を巻きつけているチューニングピンというピンを、チューニングハンマーという道具で締めたりゆるめたりして、音程を合わせます。

整音
ピッカーとよばれる針を刺したりしてハンマーヘッドを整え、音量や音色、全体の音のバランスを整えます。
