エレクトーンの選び方
心ゆくまで音楽を楽しむために

エレクトーンには、入門モデルからプロ演奏者向けのモデルまで、幅広い種類がラインナップされています。機種によって、鍵盤数やアンプ出力をはじめ、各種機能の充実度が違ってくるので、演奏技術のレベルや上達のペースを考慮したうえで選ぶとよいでしょう。
また、メインユニット、ペダル、スタンド、スピーカーに分解することができる軽量・コンパクトなモデルも発売され、エレクトーンの演奏ステージはますます広がっています。

都市に住んでいる人の場合、楽器の音をできるだけ外にもらさないように気を使うことも大切です。 音は音源から離れるほど、壁をいくつか隔てるほど、小さくなりますから、置き場所を工夫することで遮音効果を上げることができます。マンション等では、隣の部屋との間の壁に接してエレクトーンを配置すると、音が伝わりやすくなってしまいますので、できるだけ壁から離して設置するとよいでしょう。また、下の階の部屋への配慮として、エレクトーンの下へマット、じゅうたんなどを敷くこともおすすめです。 さらに本格的な遮音対策をする場合はお部屋の改造が必要になります。ひと口に改造といいましても、家の構造や周囲の環境などの条件によって、施工の程度はさまざま。ポイントは音が漏れる隙間をなくすことと考えてよいでしょう。ちなみに、比較的手軽に防音室がつくれるアビテックスを設置するのもひとつの方法です。
なお、各都市では、午後10時翌朝6時までを夜間とし、条例により騒音に関する環境基準を定めています。また、普段からご近所に声をかけ、常に気軽に話し合えるよう心を配っておくことも大切です。