エレクトーンの弾き方
便利なレジストレーションメニュー

ここまでの各項目の説明では、演奏前に、各鍵盤に音色を割り当てたり、リズムを決めたりしていました。このような音色やリズムの組み合わせをレジストレーションと呼ぶのですが、実は、最近の機種では240パターンとか300パターンのレジストレーションが最初からセットしてあって、好みで選べるようになっています。

レジストレーションメニュー画面

レジストレーションメニュー画面

セットされているレジストレーションは、サックス アンサンブル、ディスコ クイーン、ゴスペル、など多種多様。気に入ったレジストレーションを選んでリズムをスタートさせればよいわけです。それぞれの鍵盤の音色も、音量のバランスもでき上がっていますから、すぐにその音楽の世界を楽しめますし、もちろん自分なりに楽器を入れ替えたり、アレンジしたりすることもできます。

自分の好みでレジストレーションをアレンジしたなら、その設定をエレクトーン本体に記憶させれば、たとえ演奏中にでも簡単にそのレジストレーションに切り替えることができます。
切り替えの方法は2つあって、ひとつは上鍵盤の下に並んでいるボタンを手で押す方法。数字ごとに音の設定を記憶させておいて、その数字を選ぶのです。選んだボタンは光るようになっています。

選ぶと光るレジストレーションのボタン

選ぶと光るレジストレーションのボタン

そしてもうひとつは、手を使わずに足で切り替える方法です。
右側のペダルの端に切り替えボタンが付いていて、音の設定を変えたい時にはボタンを足の小指側で蹴ります。数字の順番は自分でも設定できるので「1、3、5、8、5」といった切り替えも自由自在。その他、リズムに合わせて自動でレジストレーションを変えていくという機能もあります。

レジストレーションを足で切り替え

レジストレーションを足で切り替え

また、USBフラッシュメモリーなど外部記憶メディアに保存しておいて持ち運べば、他のエレクトーンで弾く際にも使えて便利です。