エレクトーンの弾き方
ボイス選びとリズム選び

エレクトーンは、バイオリンやトロンボーン、クラリネットやギター、二胡(にこ)など、いろいろな楽器の音が出せます。管楽器の場合は、ソロ演奏をするために単音しか出さないようにすることも、セクション演奏をするために一度に複数の音を出すこともできます。

多彩なボイスメニュー

多彩なボイスメニューから好きな音を選べる

最新の機種STAGEAでいうと、基本の音色、ボイスは415。ただしこれは、楽器の種類が415ということではありません。たとえば同じピアノでもピアノ1、ピアノ2、ピアノ3があって、少し明るい印象だったり、こもったような印象だったりとバリエーションがあるのです。フルートなら4つ、エレクトリックギターなら5つ、アコーディオンなら4つという具合です。

タッチパネル

ボイスはタッチパネルでも簡単に設定できる

上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤は、それぞれのボイスを選ぶことができます。しかも、上鍵盤は最大で4ボイスが一度に出せますし、下鍵盤とペダル鍵盤は基本的に2ボイスずつ出せるので、全部で8つの好きなボイスを設定できるわけです。
たとえば、上鍵盤でオーケストラの弦楽器パートを再現するとします。まず弦楽器奏者が集まった弦楽編成を表すストリングスというボイスからストリングス1とストリングス7を選ぶと、2つの弦楽器パートが存在することになります。さらに、ソロを受け持つバイオリンのソリストとして、少しピッチを高めにしたバイオリン1のボイスを混ぜます。すると、何人もいるバイオリンパートの中で1人だけ目立つ音が鳴る状態になります。
これで上鍵盤のボイスは3つ。このままでもいいのですが、4ボイスを最大限に利用するなら、例えばトランペットの音を呼んでくることも可能です。そうすると、弦楽器パートのメロディと同じ音を、トランペットも吹くことになります。
同じようにして下鍵盤、ペダル鍵盤のボイスも選べるわけです。

さらにリズムも選べます。STAGEAには複数の打楽器が登場するリズムパターンが274パターン入っているので、そこから選んでそのまま使ってもいいし、一部アレンジしてもOK。完全にオリジナルのリズムもつくれます。
用意してあるリズムは、8分の6拍子のマーチのリズムとか、3拍子のワルツのリズム、サンバやレゲエ、ブリティッシュロックのリズムなど多種多彩。ドラムセットで叩いているような音も、ボタンを1つ押すだけで手軽に使えます。
ボイスとリズムを選んだら、後は演奏するのみです。