ティンパニの成り立ち
ティンパニの種類
ティンパニにはいくつかのスタイルがある
手締め式
各チューニングボルトを手で締めることによって必要な音程に合わせます。
ハンドル式
チューニングハンドルの回転操作によって音程を変更します。ただし音程変更の際手を使用しハンドルを回転させる必要があるため、瞬時の音程変更やグリッサンド奏法には向きません。
ペダルバランススプリング式
グリッサンド奏法など高度な奏法に対応します。ペダルスプリングの張力とヘッドの張力でバランスを取っているため、ペダルから足を離しても、そのままの音程がキープされます。
ペダルロック式
ヘッドの張力をキープするためのラチェット式とクラッチ式の二種類のロック機構があり、音程の微調整を行うためのハンドルが付いている物もあります。
ペダルティンパニの2つの方式
ペダルティンパニには、ロック式とバランスアクション式があります。
ロック式にはラチェット式とクラッチ式の二種類があります。ペダルのポジションが機械的にロックされずれることが少なく、オーケストラなどプロの演奏家に好んで使用されます。
学校や吹奏楽団でよく用いられるバランスアクション式の良さは操作がしやすいこと。ロック機構がなく、ペダルを上下するだけですばやく音程が変えられ、またスムーズに任意の場所に固定できます。音程の変更が頻繁に要求される曲などを演奏する際、非常に便利です。
ケトルの形状の違い
ティンパニの形状には鍋の様に底が平らなキャンバードタイプや半球に近いパラボリックタイプなど様々な物があります。