[画像] 生産企画統括部 戦略企画部 戦略企画グループ

「自信」と「可能性」を見いだした
中国駐在――
経験を礎に新設部署で奮闘

平野 大輔

生産企画統括部 戦略企画部 戦略企画グループ
(現・生産統括部 生産企画部 戦略企画グループ)

(経歴・業務内容・所属部署は取材当時のものです)

CAREER

ヤマハと私、キャリアの形

プロフィール

2017年新卒入社。大学では生物圏資源学を専攻。同年に製造プロセス統括部木材技術部木材要素グループ(当時)に配属。主にピアノ部品などの接着について、仕様開発・新規工程の立ち上げ・既存工程のトラブル対応支援を担当。2021年に杭州ヤマハ楽器(中国・杭州)に出向し、ピアノ外装部品の新規塗装工程の立ち上げに従事した。2024年1月に帰国し、ピアノ製造戦略構築プロジェクトを経て、2024年4月から生産企画統括部戦略企画部戦略企画グループへ。

ヤマハ(株)生産企画統括部戦略企画部戦略企画グループ

主な業務内容:製造戦略立案・策定の具現化、生産アロケーション戦略とりまとめ

オフィス所在地:浜松本社

私の業務

[画像] 私の業務

ピアノ市況激変に対応する施策推進・実行

ピアノの最大市場である中国の需要が大幅に縮小した影響を受け、持続可能な生産体制の構築に向けた取り組みが進行しています。直近ではピアノ製造に関わる3カ国・6つの工場間の工程移管*のとりまとめに従事。経営判断としてインドネシアにおけるピアノ生産の終了が決まったことなどを受け、同国の生産拠点から日本・中国の工場に必要な工程を移管するための計画を主導し、実行までを担っています。
*工程移管:部品の接着、塗装、組み立てといった製造プロセスの一部(工程)を別の場所に移すこと

この仕事の醍醐味は?

業績へのインパクトが大きな施策設計に携われることは魅力の1つ。急速な環境変化に対応し、会社として速やかな意思決定をしなければいけないことも多い中、そのサポートに従事することも重要な役割です。

私の強み

木材接着の専門性×生産工程立ち上げ経験

新卒から4年半を過ごした木材要素グループでは、主にピアノ製造における木材接着仕様の設定から開発、評価までを担当。開発部門が求める部品接着の強度や外観要件の実現に腐心しました。

適格な接着剤やその使用条件・方法などの仕様を決めた後は、必ず実際の生産現場に足を運び、作業が滞りなく進められるか、設定した手順に不都合がないかを確認します。

接着工程は個々の部品づくりからピアノ本体の組み立てまでいたるところに存在するため、結果的に多様な現場に足を運ぶ機会に恵まれ、さまざまなピアノ部品の知識を得ることにもつながりました。

2021年12月に出向した中国の杭州ヤマハでは新たなピアノ塗装工程の立ち上げに従事。それまでの専門性の枠を超え、生産技術・生産管理に関する幅広い業務経験を積むことができました。

国内外の拠点から情報を収集し、さまざまな立場の方々の考えをとりまとめる必要がある現在の仕事において、2つの職場で培ってきた知見や経験は大きな礎となっています。

新人時代を振り返ると?

生産現場を経験されたシニアスタッフが側に付いてくださる機会が多かったので、安心して仕事の基本を学ぶことができました。その方には本当にお世話になって、今でもプライベートでの交流が続いています。

キャリアのポイント

[画像] キャリアのポイント

入社5年目、コロナ禍中の中国赴任

新卒配属部署で4年以上働き、新たな専門性を身に付けるためのチャレンジを考え始めた時期。打診を受けた時点で塗装領域は未経験だったものの、海外駐在希望を出し続けていたこともあり、コロナ禍は絶好のチャンスを見送る理由にはなり得ませんでした。

駐在生活を振り返ると「どんな仕事もとにかく一生懸命やってみれば何とかなる」という自信をつかんだ2年間だったと思います。日本ではあまり機会のなかったマシントラブル対応に追われることも多い一方、私は農学部出身で入社後も木材接着一筋だったので、工学的な知識はほぼゼロからのスタート。

「(塗装現場の)排気ファンの構造ってどうなっているの?」というレベルから勉強し、必死になって対応にあたりました。当時はとても大変でしたが、異常が起こった時に自分の目と手で原因を直接確認する経験は何にも代えがたい学びになりました。

実際に中国ではどんな仕事に携わった?

中国の環境規制により設備を一新したピアノ部品の塗装工程を安定生産がかなう状態まで整えること。私の担当は作業員が手塗りで塗装を仕上げる工程でした。実際に生産業務にあたる現地スタッフらと3人程のチームを組み、効率よく作業を進めるためのルール作りや工程レイアウトの改善、現場に合わせた設備の改造などに取り組みました。

キャリアを形づくるもの

[画像] キャリアを形づくるもの

世の中への関心や好奇心

小さなころから世の中の仕組みや社会のルールの背景にあるものについて考えるのが好きで、中高生の時に一番好きだった科目は社会科でした。

やったことがないことや新しい環境を経験することは、知らない世界や考え方、仕組みを知ることであり、純粋に「面白い」と感じられる。この性格がさまざまな物事に前向きに取り組むための原動力になっています。

特に中国の生産現場で経験のない仕事に挑戦したことは、理系の技術職として何となく思い描いていた「一つの専門性をより深く極めるキャリア」以外の自分の可能性に気が付くきっかけになりました。

同様に未経験だった企画部署でさらに前向きに働けているのも、中国での2年間で初めて携わった仕事を「面白い」と感じられたことが大きい。今はまだ知らなくとも、きっと面白い仕事はまだまだあるという気付きは、自分の職業人生をさらに豊かにしてくれました。

ヤマハの各施策が交わる中心地点である「現場」こそ自分がさらに成長できる環境だと信じて、各所と連携しながら積極的な挑戦を続けていきたいです。

あなたの仕事の社会価値は?

リーズナブルで持続可能な生産体制を企画・実現することで、だれもが音・音楽・楽器を愉しめる機会を創出すること。リーズナブルを実現するにはより少ないコスト・最少のエネルギーでの生産を実現する仕組みづくりや改革が必要です。それは結果としてヤマハの事業の持続可能性を高めることにつながると考えています。

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