中国と日本をつなぎ、
車載オーディオでヤマハの
音を世界中に届けたい。

鉄 木尓

電子デバイス事業部 CX推進部 戦略推進グループ

2019年入社/工学部卒

BACKGROUND

私の原点、入社動機

[画像] 私の原点、入社動機

ランニングが運命を変えた?

故郷・中国を離れ、日本の自動車部品メーカーに就職する。そう決断したのは、日本の技術・ものづくりにあこがれを抱いていたからだ。
「子どものころからメイド・イン・ジャパンの製品に触れ、その品質に感動させられていたんです。日本のものづくりを学び、技術を究めていきたい。そして、自分が抱いたような感動をさまざまな人に届けたい。そこに、人生の意味を見出し、この国で働くことを決めました」
エンジンやトランスミッションのボデー部品設計業務に携わり、機械屋として確かな技術を身につけた。職場近くの浜松にマイホームも購入。妻と幸せな日々を過ごす中で、転機は訪れた。
「日課のランニング中に、すごくカッコいい建物に目を奪われたんです。それが、完成したてのヤマハオフィス21号館でした。そこからヤマハに興味を持ち、単なる楽器メーカーではなく、さまざまな事業を展開していることを知りました。とある記事で、『正体不明の企業の王様』なんて評されていましたが、それって最高の褒め言葉ですよね。現代のイノベーション企業の多くは、『何の会社か』をひとことでは表現できませんから」

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VALUE

現在の仕事、そこでうまれる価値

[画像] 現在の仕事、そこでうまれる価値

自分にしかできない「役割」がある。

ふとしたきっかけで抱いたあこがれ。現在は、車載オーディオ事業の戦略立案とプロマネを任されるほか、中国の大手自動車メーカーの窓口役もこなす。
「中国語が話せる強みを活かそう、ということでさまざまな役割をこなしています。自分にしかできない役割を持っていることは、何よりの喜びです。ヤマハの技術・製品は本当に素晴らしいもの。自信を持って提案することができています」
故郷の中国と日本の架け橋になる。商習慣も、文化も大きく異なる両国の価値観を埋め、期待に応えていく。その仕事には、大きな困難が伴う。
「日本では、じっくりといいものをつくっていく。一方、中国では、走りながら課題を修正していく。ものづくりのスタイルも大きく違いますし、中国で大切にしている人と人との関係性は独特のものがあります。常に心がけているのは、開発において何が重要かという本質を見定め、最適な着地点を見出すこと。スピード感を大事にしながらも、時間をかけるべきところにはじっくりと時間をかける。お客さまの言う通りにするだけでは、ヤマハの価値を実現できないこともありますから」

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CREATE

「感動」を創る

「さすが、ヤマハ!」と言われる仕事を。

縁もゆかりもない土地で働き、ものづくりを学んだ。自らを磨き続け、あこがれの企業に入社できた。そして、今、彼は持てるすべてを注ぎ込み、中国に新たな価値を届ける仕事をしている。故郷に錦を飾るとは、まさにこのことだ。
「中国にいる両親も喜んでくれていると思います。ただ、個人としてどうこうよりも、ヤマハの技術・製品が評価されることが何よりも嬉しいんです。チームのみんなで力を合わせて、『さすが、ヤマハ!』と言ってもらえる仕事をしたいですね」
車載オーディオ事業をヤマハの第三の柱にしてみせる、楽器とホームオーディオ以外、車載オーディオでも、ヤマハの音を世界中に届けたい。このチームに所属するすべてのメンバーが、その想いを強く抱き、新たな挑戦を続けている。近い将来、ヤマハが創り出す「音」は、国内外に広がっていくことになるだろう。
「仲間たちと大きな目標に挑んでいく。次第に成果も出始め、充実した日々を過ごせています。ヤマハの技術者が創り出す音は、本当に素晴らしいものです。この音が多くの人を感動させる。そう思うだけでワクワクしてしまいます。私自身、この製品が採用されたクルマを買って、その音を満喫できる日を楽しみにしているんですよ」

OTHER

その他の社員の声