USCPAでかなえた海外駐在――
会計の専門知識で
全社の業務効率化・適正化に貢献
田口 梨紗
経営管理部 管理グループ
CAREER
ヤマハと私、キャリアの形
プロフィール
2009年新卒入社。大学時代は国際関係学を専攻。1年目に当時の経理・財務部に配属され、本社の出納、伝票処理などの経理業務などを経験した後、2013年にヤマハグループの販売会社を統括する部署へ。管理会計業務に従事しながら2015年にUSCPA(米国公認会計士)試験に合格し、同年にベトナム、2016年からドイツの販売会社に出向。2021年に帰国し、国内グループ会社への出向を経て、2023年から経営管理部管理グループ。
経営管理部 管理グループ
主な業務内容:経営分析、経営判断に資する計数情報の適時・明瞭な提供、経理プロセスデジタル化による業務効率向上、在庫の適正水準を恒常的に保つ仕組みの構築・実行けん引、成長・サステナビリティ投資をモニタリングする仕組みの構築
オフィス所在地:浜松本社
私の業務
ヤマハ(株)全社の在庫適正化、グループ販売会社の運営基盤強化プロジェクトへの参画
- 在庫適正化:ヤマハの製品やその材料の在庫推移を分析して問題点を洗い出し、課題の解決を図る仕事。会計の専門家としてデータに基づく課題を提起するとともに、商品の企画、開発、生産に関わる各部門へのヒアリングも重要な役割です。部門をまたぐ取り組みの架け橋になることも求められます。
- 販売会社の運営基盤強化プロジェクト:世界各地のヤマハグループ販売会社に共通の基幹システム(販売・購買・会計の情報を一元管理するシステム)を導入し、業務変革を実現するための部門横断プロジェクトに参画しています。私は会計領域を担当し、現在は欧州の販社におけるシステム切替えに向けた取り組みを進めています。
この仕事に向いている人は?
好奇心旺盛な人。二つの業務に共通するのは、次々と出てくる“知らないこと”を理解して柔軟に対応しなければならない点です。「なんでそうなるんだろう」「どういうことが起こっているのだろう」「何をお願いすればいいのだろう」といった疑問に向き合うことが苦にならない人の方が楽しめると思います。
私の新人時代
知識ゼロからの経理職
当時の経理・財務部は第三希望の部署でした。経理や会計について大学時代に学んでいたわけでもなく、文字通りゼロからのスタート。振り返れば、年の近いメンターをはじめとする先輩方が熱心に面倒をみてくれたからこそ、なんとか仕事になったのだと思います。単純な作業に対する助言だけでなく、折に触れてヤマハの組織体制から社内的なルール、どういうプロセスで会計処理が進んでいくのかといった全体像までしっかりと説明してもらえたことは本当に大きな学びとなりました。私は海外駐在などを経て再び本社の経理部門に戻ってきたわけですが、現在も新人教育に限らず、わからないことを聞きやすい雰囲気は変わっていません。若くして専門的な知識を習得している同僚も多く、学びの多い環境だと思います。
新人の時、経理の仕事をどう思っていた?
キャッシュフローの作成なども担当していましたが、間違いのない数字を出すのが精いっぱいで醍醐味を味わう余裕はなかったのが正直な実感です。ただ、経験を積むにつれて数字から経営状況を読めるようになったり、そこから得られる気づきが増えたりして、今ではとても面白い仕事だと感じています。
私の強み
会計の専門知識と、その知識を国内外の販売会社の現場で活用してきた経験
専門資格をベースにした会計の知識と、その知識を国内外の販売会社の現場で活用してきた経験です。販社経験はベトナムで管理部長を1年間、ドイツで経営企画部のマネージャーを4年半、東京の小売販売会社で経理課長補佐などを2年間務めました。
規模や環境の異なる3つの販社でマネジメントから経理実務まで携わり、現場で何が起きているのか、どんなことが問題となり得るのかを当事者として体感した経験は、世界中の販社とやりとりする現在の仕事でも大いに役立っています。
あなたの仕事の社会価値は?
会計の専門知識を生かしてヤマハグループ全体の業務の効率化・適正化に貢献することで、人々が常に適切な価格で音・音楽を愉しめるようになること。今私は、自分が一番やりたい仕事ができています。今後はさらに、海外販売会社のバックオフィス業務を地域ごとに最適化していく施策にも取り組みたいです。
キャリアのポイント
入社6年目のUSCPA資格挑戦
入社6年目にUSCPA資格に挑戦したことです。結果的に希望していた海外駐在をかなえるきっかけとなりました。
ヤマハの経理職は、海外の販売会社に出向できる可能性が比較的高い仕事です。だからこそ知識がなくとも配属希望の上位に挙げていたのですが、私の場合は丸4年本社経理で働き、さらに販売会社を統括する部署に異動しても海外への道筋は見えませんでした。焦りばかりが募る中で、海外駐在への足掛かりを作るためにはじめたのが、USCPAへの挑戦でした。当時の所有資格は簿記2級のみ。明らかに高い壁でしたが、「海外で通用する会計の専門家」として認められることこそが駐在への最短距離だと考えました。
学習時間が確保できたのは職場の理解のおかげです。上司が日々コミュニケーションを取りながら業務のスケジュール配分をしてくれたこともあり、平日で5時間、休日は最大10時間以上の勉強を1年続けられ、2015年春に合格に漕ぎつけました。
ベトナムへの駐在内定を告げられたのは、合格報告直後のこと。資格への挑戦が、希望するキャリアを切り拓くきっかけとなりました。
5年半の海外駐在を振り返ると?
すべてが期待以上でした。生まれ変わってもまたこの5年半を経験したいです。振り返れば与えられた職務に対し、うまくできないことの方が多かったと思います。ただ、日本とは違う文化の中でヤマハの仲間たちがどのように、何を思って働いているのかを知れたこと、違いを受容した上で共感しあえるものを見つけられた瞬間は、何にも代え難い経験となりました。
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その他の社員の声