冬季ヤマハインターンシップ体験レポート
ピアノ演奏録音からのタッチ復元技術の改良

[ 画像 ] 西村 方成(ニシムラ マサナリ)

西村 方成(ニシムラ マサナリ)

専攻 : 情報工学

情報工学専攻の学生が、AI技術の専門性を活かし、自動演奏ピアノの楽譜データと音源データをもとにしたタッチの復元に挑戦

「幸せや喜びを提供できる楽器を作成したい」という夢があったからです。大学生まで吹奏楽部に所属しており、ヤマハの楽器に長年触れてきました。老人ホームで訪問演奏会を行ったとき、演奏終了後に「ありがとう。元気が出たよ。」と直接言ってもらえ、その言葉に感動しました。ここから、感動を提供できる楽器を作成したいと次第に思うようになり、その夢の第一歩としてこのインターンシップに応募しました。

自動演奏ピアノの演奏を改善するために、奏者の特徴を抽出することが実習の目的でした。この実習を通して、将来の楽器像はどのようなものであり、その楽器を作るために今何をするべきなのかを具体的に考える力を学びました。ヤマハの社員と同じ環境(寮・職場・昼休憩など)で過ごすため、社員の楽器への熱い想いが幾度となく伝わってきます。そして、より良い楽器となるために妥協しない姿勢は、とても良い刺激を受けました。

インターンの開催時期が選考解禁直前で、ES・面接準備に忙しい時期かもしれません。しかし、終始音楽に囲まれながら社員と同じ環境で過ごす機会は今しかありません。そして、同じ業界を目指しているインターン生との交流が、今後大きな支えとなります。「選考が通りにくそうだから」や「実習が大変そうだから」などと思わず、「楽器・音響機器を自らの手で作りたい!」という熱い想いを持って、果敢に挑戦していきましょう!

6:30 起床
7:00 朝食
8:00 寮を出発
実習先の豊岡工場までジャンボタクシーで移動(40分程)
9:00 業務開始
実習用に用意されているPCを用いて、プログラミング・実験
12:00 お昼休憩
社員の方や豊岡工場組のインターン生と昼食
同じ建物内にある食堂で、好きなランチを選択(食券は事前に配布)
13:00 業務再開
午前業務と同様
報告会の準備も同時並行(インターン最終日に人事とインターン生向け、最終日の前日に部署向けの報告あり)
17:30 日報の記入
今日行った内容を日報に記入
18:00 業務終了
行きと同様に、豊岡工場組のインターン生と共にジャンボタクシーで寮に移動
19:00 夕食
他のインターン生と会話しながら、寮内で食事
20:00 自由時間
お風呂や他のインターン生と雑談
23:00 就寝