2020年度実習テーマ:
(中止)電子楽器のヘッドホン・LINE出力特性と電気回路及び電子部品の影響について調査する

楽器事業本部 電子楽器事業部 電子楽器開発部 電気グループ

[ 画像 ] 楽器事業本部 電子楽器事業部 電子楽器開発部 電気グループ

【お詫び】本テーマは、残念ながら中止となってしまいました。楽しみになさっていた皆様には大変恐縮ですが、業務内容のご参考にご覧ください。

(中止)電子楽器のヘッドホン・LINE出力特性と電気回路及び電子部品の影響について調査する

電子楽器は、意匠、機構、電気、ソフト、音響、コンテンツ等々、多くのエンジニアの共同作業で開発されます。本テーマは電気エンジニアを目指す皆さん向けのプログラムです。電子楽器の音を出す部分は本体にスピーカーが搭載されていれば楽器内蔵のスピーカーから音が出ます。その他ヘッドホンを使って音が聞けるヘッドホン出力、外部機器等に接続して音を出すLINE出力などがあります。本研修においてはそのヘッドホン出力やLINE出力の音質性能を決めている電子回路において、回路構成及びその回路に使用している電子部品がどのように音質性能に影響し、設計者はどのような視点で回路を決定し部品を選定しているかを実際の楽器を使って出音のキャラクターを決定づけている電気回路・部品について調査し電子部品や回路構成について最終的に製品の要求仕様を満たす音質が得られるまでのプロセスを体験していただきます。

<体験内容>ヘッドホン出力回路を組んでみて特性を評価します。

  • 何かを変えると音が変わる体験。(定数が同じでも音が変わる)
  • 変わった音が製品として望ましいか考える体験。
  • 音が変わった理屈を考えてみる体験。(部品であれば材質?どの特性値?構造?)具体的な音質評価検討内容
  • 部品交換 DAC、オペアンプ、C、R
  • 回路構成の検討 フィルター定数変更、駆動回路電源仕様

音質評価には測定することによって定量的に評価することのできる、周波数特性やノイズレベルなどを評価するS/N、歪率など様々な測定項目があります。どのような回路パラメータがどのように音質に影響するのかを確認し、さらには測定器には現れない部品の音質差を自身の耳で評価していただきます。

1/6(水)15:30~18:00

2/8(月)~2/19(金)

本社

電気系

特別な専門知識がなくとも参加していただけるプログラムですが、電磁気学や回路理論を履修済みの方はより高度な検証項目にチャレンジできます。
オシロスコープや半田ごてを多用しますので使用経験があることが望ましいです。

電気回路を組んだことが有る方はその時の体験を教えてください。電気回路を組んだことの無い方は組んでみたい回路について教えてください。