2020年度実習テーマ:
オンラインリチウムイオンバッテリー搭載製品の安全性向上検討

品質保証部 品質評価グループ

[ 画像 ] 品質保証部 品質評価グループ

オンラインリチウムイオンバッテリー搭載製品の安全性向上検討

世の中に溢れるモバイル製品や持ち運び可能な電化製品の多くは、リチウムイオンバッテリーを搭載しています。もはや我々の生活に欠かせない存在となったリチウムイオンバッテリーですが、市場ではバッテリーの異常発熱や発煙・発火といった事故が頻発しており、メーカーにとって安全性の確保が非常に重要な課題となっています。品質評価グループでは、リチウムイオンバッテリーを搭載したヤマハ製品をお客様が安心して末永くご愛用いただけるよう、更なる安全性の向上に取り組んでいます。本実習では、リチウムイオンバッテリー搭載製品における安全設計について理解を深めていただくと同時に、実際に製品を分解・解析し、実装されているバッテリー保護機能や保護回路の調査・分析を行っていただきます。

<実習の流れ>

  • 社員によるリチウムイオンバッテリー関連技術の概要説明
  • リチウムイオンバッテリー搭載製品の分解・解析
  • バッテリー保護機能や保護回路の調査
    ※分解作業はこちらで行い、その様子をモニター越しに観察し、使用している部品や回路の情報などから解析・調査を行なっていただきます
  • リチウムイオンバッテリー搭載製品の安全性設計に関する報告資料の作成、ならびにプレゼンテーションの実施

1/13(水)13:00~15:30

オンライン

2/8(月)~2/12(金)

オンライン

ご自宅

電気系

  • 基本的な電気回路の知識
    「楽器・音響製品」もしくは「リチウムイオンバッテリーを含む電気部品」の信頼性を評価する上で、電気回路の知識がベースになります。
  • データ分析・調査・企画提案力、プレゼンテーション力

下記1.2.どちらかの質問に対して自由に論じてください。

  1. リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度が高く、多くのモバイル機器や自動車で活用されている反面、発火・暴発といった市場事故も発生しています。このような問題に対し、企業としてどのように安全性を確保していくべきと考えますか。
  2. 世の中は無線・バッテリーの進化により様々な製品のモバイル化や、環境規制により電気製品の少エネルギー化が進んでいます。このような環境の変化に対して、ヤマハ製品はどのような方向性へ進んで行くと考えますか。