ヤマハインターンシップ体験レポート
アコースティック・ピアノ ハンマー仕様の違いによる各種特性と音質との相関検証

[ 画像 ] 井上 綸(イノウエ リン)

井上 綸(イノウエ リン)

専攻 : 工学専攻 生命・応用化学系プログラム

ピアノの音を決めると言っても過言でないアクションの一つであるハンマーのフェルト生地の違いによって、どのようなハンマー特性の違いが生まれ、それが音にどう影響するのかについての考察をいたしました。私は化学科出身であり素材のレオロジー評価や音の解析などについて全くの素人であるため、分からない事も多く苦労する場面が多々ありました。しかし、化学科出身だからこそできる「分子レベル」での素材の観察や、音とのつながりを考察することで今までになかった新たな切り口で発表することができました。社員の方々も、自分のことをインターンシップに来た大学院生ではなく「YAMAHAの一社員」として接していただき、YAMAHAで働くイメージが非常に明瞭化できました。

YAMAHAで働いているイメージを具体的にしたかったからです。私は幼少期から音楽を聞いたり演奏することが大好きで、この音楽経験を通じて人間的に成長することができ今の自分が在るのだと考えています。就職活動を進める中で自分が何をしたいのかを考えたときに、この経験を世界中全ての人に平等に与えたいと思いました。その中で、自分の化学の知識を用いれば自然素材から成るアコースティックピアノを化学素材に置き換え、安価で簡易的に作れるピアノを開発できるのではないかと考えました。私のこの考えが、世界のピアノ業界を牽引するYAMAHAの実際の商品開発の場で通用するのかや自信のある化学の知識は現場で通用するのかについて挑戦したく応募いたしました。

「音楽に関わりたいけど、自分の専攻と全然違うから...」と不安に思っている方がいれば、迷わず応募することをお勧めします。畑違いの研究は難しく、自分にできるか不安に思われるかもしれませんが、分からないことがあれば分かるまで社員の方々が優しく教えていただけますし、自分の専攻を活かせる部分は必ずあると思います。私がYAMAHAのインターンシップを受けた感想としては、その開発の場で今までになかった斬新な発想は非常に快く受け入れてくれる印象があります。そのため、インターンシップに参加したいと少しでも思っている方がいれば、自分の強みを信じて、「音」を作る作業を体験してみてはいかがでしょうか。

2/5(月) 研修テーマの説明
2/6(火) 官能評価実験
2/7(水) 官能評価実験、実験結果の解析
2/8(木) 官能評価実験、実験結果の解析、工場見学
2/9(金) 官能評価実験、実験結果の解析、工場見学、夜に懇親会
2/10(土) 担当教授の還暦パーティーのため、名古屋に帰還
2/11(日) お家でお休み
2/12(月) 三連休のため、浜松に戻って少し観光
2/13(火) 発表資料作り
2/14(水) 発表資料作り、お昼に社外で昼食
2/15(木) 発表資料作り、社内イベント参加
2/16(金) 成果発表、懇親会