受付終了2019年度実習テーマ:アコースティック・ピアノ ハンマーの動的特性と音質との相関検証

楽器事業本部 ピアノ事業部 ピアノ開発部 ピアノ開発グループ

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アコースティック・ピアノにおいて、音質への寄与度が高い要素の1つにハンマーが挙げられます。
ピアノの弦を叩くハンマーは、ピアノの音色/音量を決定する重要な部品であり、弱打~強打に応じて音量/音色を演奏者の思い通りに変化させる性能が求められます。木片に羊毛フェルトを巻いて作るという一見単純な構造ではありますが、製法によりその特性が大きく異なりかつ非線形で複雑な特性を有するため定量的な評価が難しく、これまでは主に官能評価によって開発が進められてきました。
しかし、近年の研究開発によってハンマー特性の測定/解析技術が格段に進歩しているため、今回のインターンシップでは、ハンマー特性の測定/解析結果と実際のピアノを用いた音官能評価との相関を考察し、ハンマー特性の定量評価の有効性を検証していきます。

<実習内容の例>

  • グランドピアノでの音質評価(官能評価)
  • ハンマー特性の測定/解析(定量評価)
  • 実音と解析結果の相関関係検証

1月8日(水)11:10~12:50

2月10日(月)~2月21日(金)※土日を除く

ヤマハ掛川工場(静岡県掛川市)

機械系、音響系

音・楽器・音楽に対する興味・関心が高く、機械・音響系に関する基本的な理解があることが望ましいです。

この実習テーマを通して、ヤマハでチャレンジしたいことをお聞かせください。